マウスの発情促進効果におよぼす包皮腺の影響について
書誌事項
- タイトル別名
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- Influence of the Male Preputial Gland to the Acceleration of Oestrus in the Laboratory Mouse.
- マウス ノ ハツジョウ ソクシン コウカ ニ オヨボス ホウヒセン ノ エイキ
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説明
マウスフェロモンの発情促進効果(Whitten効果)に包皮腺が介在するかどうかについて検索を行った。群飼(10匹/ケージ)を行い発情抑制した雌に,正常雄,去勢雄,包皮腺除去雄等の尿を暴露したところ,包皮腺除去雄尿にも正常雄と同様の発情促進効果がみられた。また雄の尿,包皮腺をホモゲナイズしなもの,生理食塩水を濾紙に吸着させ,発情抑制した雌に暴露したところ包皮腺ホモゲナイズしたものは,生理食塩水と同じ程度の発情促進効果しかなかった。これらのことから包皮腺には発情促進効果を有さないことが判明した。また包皮腺および腎臓の重量ならびに組織学的検索から,包皮腺よりも腎臓の方がアンドロジェンの影響を受けていることから,腎臓がフェロモンの生産部位であると推察した。
収録刊行物
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- 信州大学農学部紀要
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信州大学農学部紀要 20 (2), 143-154, 1983-12
信州大学農学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338591743360
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- NII論文ID
- 120007105722
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- NII書誌ID
- AN00121352
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- ISSN
- 05830621
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- HANDLE
- 10091/2385
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- NDL書誌ID
- 2975899
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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