ナス及びキュウリ果実の低温耐性に及ぼす栽培条件と収穫後のStepwise coolingの影響

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  • ナス オヨビ キュウリ カジツ ノ テイオン タイセイ ニ オヨボス サイバ

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ナスとキュウリ果実について,栽培条件及び収穫後のStepwise coolingが低温耐性に及ぼす影響について検討した. いずれの果実も,露地栽培のものよりハウス栽培のもので低温耐性が小さくなる傾向が認められた. しかし,露地栽培でも降雨後に収穫した果実では低温耐性が小さくなった. ハウス栽培のナスで春季栽培と秋季栽培の比較をしたところ,ピッティング発生からみると後者で低温耐性が小さいように思われた. 6.5℃貯蔵の前に一旦中間温度でConditioningすると,ナス及びキュウリのいずれもやや低温耐性を大きくする効果が認められた. その場合,1段階のStepwiseより2段階の方が効果が大きいように思われた. この効果は,内的にも低温貯蔵終了直後にみられる呼吸の一時的上昇の程度が小さくなることからもうかがわれた. ナスで,果実の減量率が2%までは高くなる程ピッティング発生が抑えられることが認められた. このことが,Hardening効果に加えて,Conditioning低温耐性を大きくする要因の一つになっているように思われた。

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