書誌事項

タイトル別名
  • ELISA ニヨル チャ アカヤケビョウ サイキン ノ ケンシュツ

この論文をさがす

抄録

チャ赤焼病の病原細菌であるPseudomonas syringae pv.theae 9306株をウサギに免疫して得た抗血清は, 凝集法により力価2048倍を示した.常法により本抗血清からIgG(γ-グロブリン)を精製し, アルカリフォスファターゼを標識して酵素結合抗体を作製した.プレートに吸着させるIgGならびに酵素結合抗体の最適濃度を, 9306株に対して検討した後, 細菌検出のため, 酵素結合抗体法(ELISA)に用いた.P.s.pv.theae 15分離株のうち, 鹿児島で分離された13株は強く反応したが, 静岡で分離された2株の反応は弱かった.他のPseudomonas属細菌16種のうち14種は反応しなかったが, P.aeruginosaとP.polycolorが若干反応した.ELISAは, 圃場から採取したチャ葉からP.s.pv.theaeを検出する目的に, 十分適用できると判断された.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ