森林組合による間伐推進に関する研究 : 熊本県小国町森林組合を事例に

書誌事項

タイトル別名
  • On the study of thinning propulsion by forest owners' association : A case study on Oguni-cho forest owners' association in Kumamoto prefecture
  • シンリン クミアイ ニ ヨル カンバツ スイシン ニ カンスル ケンキュウ ク

この論文をさがす

説明

熊本県阿蘇郡小国町は古くから造林活動が行われてきた地域である。森林組合は林業生産の中で重要な役割を担いながら経営展開している。とくに, 間伐が盛んに行われ, 森林組合が地域の間伐推進上重要な役割を果たしている。本報告では, 地域の概況, 森林組合の経営状態, 間伐にかかわる各経済主体の間伐実行状況, 間伐材の流通・加工状況を明示した。その結果次の3点を明らかにした。1) 間伐は戦後に形成された林家を中心とする林業生産構造を基盤にして展開している。2) 森林組合は間伐材の流通面から間伐を推進している。3) 木材価格の低迷, 林業労働力の減少により, 新たに森林組合に間伐作業の代行という役割が出てきている。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ