おが屑鶏ふん堆肥のコマツナの生育に対する影響

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  • オ ガ クズ ケイフン タイヒ ノ コマツナ ノ セイイク ニ タイスル エイキョウ

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抄録

おが屑と乾燥鶏ふんの混合比を変化させた混合物に水を加えて12週間堆肥化した.2週間毎に炭素率を測定した.12週間経過後,おが屑鶏ふん堆肥に直接コマツナを播種し,発芽と生育について調べた.これとは別に,赤玉土に堆肥を加え,同様にコマツナの発芽と生育について調べた. 1)堆肥化中における炭素率の変化は殆ど観測されず,おが屑の分解は12週間では進行しなかった. 2)おが屑鶏ふん堆肥に直接コマツナを播種したところ,おが屑と鶏ふんの混合比が1:0.5を越すと発芽数が減少し,その後の生育は1:0.75以上で阻害された.堆肥中のアンモニウム態窒素濃度とコマツナの生育の比較からこの阻害はアンモニアによるものと推定した. 3)赤玉土におが屑鶏ふん堆肥を,土壌10トン当り1トンの割合で加え,コマツナを播種し,発芽とそれに続く生育を調査した.赤玉土に添加した場合,おが屑と鶏ふんの混合比は発芽に殆ど影響しなかった.生育は混合比1:1の堆肥添加区で最大となった.

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