水稲新品種‘チヨノモチ’の育成

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  • スイトウ シン ヒンシュ チヨノモチ ノ イクセイ

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抄録

チヨノモチ'は'奥羽糯317号/ふ系141号'のF1を母とし、'ふ系143号(ヤマウタ)'を父として交配した後代から育成された糯品種で、旧系統名は'ふ系糯178号'である。交配は1987年に行い、中生・耐冷・多収の糯品種育成を目標として選抜固定を図ってきた。2000年に福島県で奨励品種として採用が決まり、新品種'水稲農林糯369号'として農林登録され、'チヨノモチ'と命名された。その特性は、熟期が'ユキミモチ'より2日程度遅い「中生の中」で、耐倒伏性が「強」、耐冷性が「極強」、いもち病抵抗性が葉いもち、穂いもちともに「強」と栽培適性に優れる。収量性及び玄米品質は'ユキミモチ'並で、餅の硬化速度が速く加工適性に優れる。

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