δ18Oをトレーサーとした規模の異なる降雨における河川流出成分の分離結果の比較 : 東丹沢・大洞沢森林流域の事例

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  • デルタ 18O オ トレーサー ト シタ キボ ノ コトナル コウウ ニ オケル カセン リュウシュツ セイブン ノ ブンリ ケッカ ノ ヒカク ヒガシタンザワ オオホラサワ シンリン リュウイキ ノ ジレイ

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抄録

東丹沢の森林流域において、採水観測中の降水量が68.8mm、5.0mmの降雨流出を対象に、δ18Oをトレーサーとした河川水の流出成分分離を行った。大規模な降雨イベントでは、流量の変化は大きかったが、河川水のδ18Oの変動は小さく、ほぼ一定の値を示した。降水の同位体高度効果を考慮したNcw Water率は35.4~42.7%と算出された。小規模な降雨イベントでは、流量の変化はほとんどみられず、河川水のδ18Oも大規模な降雨イベント同様、ほぼ一定の値を示した。降水の同位体高度効果を考慮したNcw Water率は3.9~7.1%と算出された。

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