日本各地で採集したトラザメScyliorhinus torazameの成熟全長の地理的変異

書誌事項

タイトル別名
  • Geographic Variation of Maturity Size of the Cloudy Catshark, Scyliorhinus torazame, in Japan

この論文をさがす

抄録

本研究は、日本各地で採集したトラザメの成熟全長の地理的変異を報告する。青森県沖で採集した133個体、福島県沖で採集した88個体、茨城県沖で採集した87個体、対馬沖で採集した87個体のトラザメを使用した。メスの成熟全長は、青森で全長370mm以上、福島で330-390mm、茨城で350mm以上、対馬で330mm以上でると考えられた。オスの成熟全長は、青森で390mm以上、福島で350mm以上、対馬で330mm以下であると考えられた。成熟全長は環境水温が低くなるほど大きくなる傾向が見られた。メスの輸卵管内に観察された卵殻の大きさに海域による相違はなかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ