カンキツエクソコーティスウイロイド以外のウイロイドによるカンキツの樹勢低下とカラタチ台木の剥皮症状

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  • カンキツエクソコーティスウイロイド イガイ ノ ウイロイド ニ ヨル カンキツ ノ ジュセイ テイカ ト カラタチ ダイギ ノ ハクヒ ショウジョウ

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説明

1)試験場内及び現地圃場に栽植されている「不知火」で、ホップ倭化ウイロイド、カンキツウイロイド(CVd)-III、CVd-IV、CVd-I-LSS、CVd-OSの重複保毒が確認された。エクソコーティスウイロイド(CEVd)については陰性であった。 2)これらの樹のカラタチ台木部には、エクソコーティス病に典型的な症状と同様の樹皮の亀裂及び剥皮症状が認められた。 3)カラタチ台「上野早生」ウンシュウにこれら5種類のウイロイドを接種してその後の生育を調査した結果、3年4ヶ月後には無接種樹に比べて樹冠容積が36%に、幹周が71%に、葉面積が80%に抑制された。 4)以上のことから、CEVd以外のウイロイドもカラタチ台カンキツに対して重大な影響を及ぼすことが示唆された。

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