茶病害虫の総合防除体系の確立(1) : 薬剤抵抗性ケナガカブリダニ放飼によるカンザワハダニの生物的防除

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  • チャ ビョウガイチュウ ノ ソウゴウ ボウジョ タイケイ ノ カクリツ 1 ヤクザイ テイコウセイ ケナガカブリダニ ホウシ ニ ヨル カンザワハダニ ノ セイブツテキ ボウジョ

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抄録

薬剤抵抗性ケナガカブリダニ(野菜・茶業試験場育成系統、SEL10)を茶業センター場内の茶園に1996年6月14日に10aあたり5000頭放飼し、1996年3月21日から10月26日までのカンザワハダニ発生量調査の結果、慣行防除区では8月から9月にかけてカンザワハダニ密度が上昇したが、放飼区では低い密度で推移した。慣行防除区および放飼区のカンザワハダニの最高寄生葉率はそれぞれ48.9%、12.2%であった。薬剤抵抗性ケナガカブリダニの放飼は茶病害虫総合防除体系の確立に有効な手段の一つであると考えられた。

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