日本ナシ‘幸水’の透湿性白色フィルムマルチによる熟期促進

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  • ニホン ナシ コウスイ ノ トウシツセイ ハクショク フィルム マルチ ニ ヨル ジュクキ ソクシン

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GAペースト処理に透湿性白色フィルムのマルチ処理を加えた収穫期の前進化を検討し、以下の結果を得た。1.満開30~40日後までにGAペースト処理を行い、7月上旬にフィルムを樹の株元周辺部50cmを空けて株元から左右両方向にそれぞれ1.5m幅にマルチすることにより、果実品質に影響を与えることなく、収穫期を10日程度前進化できる。2.マルチ処理により平年であれば8月20日頃より収穫期をむかえる本県産‘幸水’を高単価が期待できる旧盆前に出荷することが可能となる。3.GAペースト、マルチ処理を組み合わせた複数処理区を設けることで、収穫ピークを分散させることができる。4.マルチ処理のみでは収穫期の前進効果がない年もあるため、マルチ処理する場合はGAペースト処理を必ず行う。5.マルチ処理により光合成速度が上昇し、果実糖度が短期間に高まり成熟日数が短縮される。

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