切り下球利用によるオリエンタル系ユリの切り花生産技術

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  • キリ カキュウ リヨウ ニ ヨル オリエンタルケイ ユリ ノ キリバナ セイサン ギジュツ

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オリエンタル系ユリの切り花栽培で、収穫後の切り下球を有効に活用するために、切り下球の養成方法とそれを用いた切り花生産について検討した。晩生品種の‘カサブランカ’の切り下養成球を用いた3月出荷の作型において、切花輪数を4輪以上確保するためには、定植用球根の球重は90g以上必要である。この条件を満たす球根を養成するには、養成用切り下球を休眠打破処理後の11月上旬に定植する。また、この時の養成用切り下球の球根重は、掘り上げ時期が5月の場合50g以上、6、7月掘り上げの場合は20g以上が必要である。中生品種の‘アルハンブラ’、‘ヒルベティア’で切り花輪数を5輪以上確保するには、切り下養成球の球根重は70g以上が必要である。また、70gの球根を養成するには、養成用球根の定植時期は、球根収穫時の早期発芽を避けるために、休眠打破処理後の12月以降に行う。養成した球根の冷蔵方法は、晩生品種の‘カサブランカ’の場合、12℃で5週間予冷し、その後2℃で12週間本冷蔵する。

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