アズキ新品種「とよみ大納言」の育成

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  • アズキ シン ヒンシュ トヨミ ダイナゴン ノ イクセイ

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「とよみ大納言」は、1992年に北海道立十勝農業試験場(農林省小豆育種指定試験地)で極大粒の「92089(F6)」を母、大粒、多収、アズキ落葉病、萎凋病抵抗性「十系564号」を父として人工交配した雑種後代から育成され、2001年に北海道の奨励品種に採用されるとともに、農林水産省の新品種として認定され、「とよみ大納言」と命名登録された。本品種は、アズキ落葉病、委凋病に抵抗性を持つ初めての極代粒種である。「ほくと大納言」より多収で、雨害による濃赤粒の発生が少ない。また、百粒重が「アカネダイナゴン」より30%以上重く、種皮色は淡赤で、外観品質に優れる。「とよみ大納言」を「アカネダイナゴン」、「ほくと大納言」の一部に置き換えて普及することで、大粒で良質な北海道産大納言小豆の安定供給に寄与できる。

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