小泊村沿岸域におけるウスメバルの資源動向

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  • コドマリムラ エンガンイキ ニ オケル ウスメバル ノ シゲン ドウコウ

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抄録

青森県日本海側の小泊漁協において、1996年から2000年にかけて実施した魚体測定結果を基に小泊沿岸域のウスメバルの漁獲物年齢組成を推定し、近年の資源動向について検討した。漁獲物体長組成が複数年齢群からなる混合正規分布であると仮定し、漁獲物体長組成の年齢分解を行った。年齢別漁獲割合は、4歳魚が40.48%、5歳魚が22.52%であり、5歳魚までの漁獲割合は70%を超えていた。また、産仔年級群別に検討した結果、1992年級群を中心とした1991~93年級群は3ヵ年続いた卓越年級群であるものと考えられた。近年の本県日本海側の資源の回復は、卓越年級群に起因するものと考えられた。

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