スギ足場板の曲げ強度性能

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タイトル別名
  • スギ アシバイタ ノ マゲ キョウド セイノウ

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説明

スギ足場板の安全基準作成の基礎資料とするために、スギ足場板の曲げ試験を行い強度分布を調べた。幅20cm、厚さ3.5cm、長さ4mの徳島県産のスギ足場板を長さ方向に130cmに切断して試験体とした。試験条件はスパン120cm、3等分点4点荷重方式で、試験体数は480体であった。曲げヤング係数の平均値は65.2f/cm2(変動係数23%)、曲げ強度の平均値は395kgf/cm2(変動係数19%)、危険率5%下限値は272kgf/cm2であった。スギ足場板の曲げ許容応力度105kgf/cm2に安全率4をかけた420kgf/cm2を満足するものは、168体(35%)であった。したがって、安全率4を確保するためにはスパンの制限が必要となる。また、試作された足場板用簡易グレーディングマシンで長さ4mのスギ足場板30体の曲げヤング係数を測定し、精度について検討したところ、良好な結果を得た。

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