山形県におけるウスメバルの年齢別漁獲尾数

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  • ヤマガタケン ニ オケル ウスメバル ノ ネンレイ ベツ ギョカク ビスウ

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説明

1991年から2000年にかけて山形県水産試験場で実施したウスメバルに関する資源調査の総括をする意味で、山形県で漁獲されるウスメバルの年齢別漁獲尾数を推定した。年齢別漁獲尾数を推定するために、まず、市場調査および仕切票データの集計調査から4kg一箱の入尾数を銘柄とする銘柄別漁獲尾数を推定した。次に、魚体測定調査から各銘柄別体長組成を明らかにし、銘柄別漁獲尾数を体長別漁獲尾数に変換した。最後に、年齢査定調査から時期別の年齢-体長キーを作成し、体長別漁獲尾数を年齢別漁獲尾数に変換した。その結果、1993年から2000年までの山形県におけるウスメバルの漁獲尾数は、6万尾-25万尾であり、年齢別には毎年3年魚が主群を占め、年による変動は認められなかった。このことは、山形県におけるウスメバル資源の変動は、初期資源量だけに依存するのでなく、毎年の移動回遊などにも左右されているものと思われた。

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