堆肥施用法が長期どり雨よけアスパラガスの生育,収量に及ぼす影響

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タイトル別名
  • タイヒシヨウホウ ガ チョウキドリ アマヨケ アスパラガス ノ セイイク シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

雨よけ被覆下における長期どりアスパラガスの栽培技術の確立のため、土壌改良法について収量に及ぼす影響を検討した。1.定植3-5年目に当たる3年間の累積収量は、表層に堆肥施用量が多いと多く、表層への堆肥施用量が同じであれば深層への施用量が多いほど多くなった。また、堆肥施用による土壌物理性の改善効果は高く、収量は増加した。2.堆肥施用と合わせて行う深耕は、土壌の物理性の改善効果が認められた。しかし、表層が乾きやすくなり、表層に地下茎があるアスパラガスでは、芽の形成に悪影響を及ぼし、収量が減少した。3.未熟の牛糞バーク堆肥を多量に施用すると生育に悪影響を及ぼし、収量が減少した。4.以上のことから、アスパラガスの土壌改良に牛糞バーク堆肥を用いる場合は腐熟の進んだ堆肥を用い、深耕を避け、表層に堆肥を多量施用するなど表層の保水力を高めるような施用が望ましい。

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