農用ゴム履帯走行部の転輪転動抵抗に起因する走行抵抗に関する研究

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  • ノウヨウ ゴム リタイ ソウコウブ ノ テンリンテンドウ テイコウ ニ キイン スル ソウコウ テイコウ ニ カンスル ケンキュウ

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条件の違う転輪配置を三種類設定して、鉛直分力および水平分力について計算および走行抵抗シミュレーション、さらに実測を行った結果、以下の見解を得た。(1)鉛直分力に関する計算結果は、実測値との比較の結果、若干の差は見られるものの、各転輪に作用する鉛直分力の傾向を定性的に表していることが裏付けられた。(2)水平分力である走行抵抗シミュレーション結果も鉛直分力と同様に実測値と若干の差が見られるものの、その増減傾向について定性的に表すことができた。(3)転輪配置の相違によって各転輪に走行時に発生する分力については、個々の転輪の配置のみならず、機体の挙動や、全ての転輪に発生する分力の相互作用によってその傾向が変化することが確認でき、前報において提案した走行抵抗シミュレーション方法の有効性を改めて確認した。なお、走行抵抗シミュレーション結果において、一層の高精度化を図るためには(1)動的荷重に対する粘性減衰係数のモデルへの導入。(2)第一転輪における巻きかけに代表される履帯張力のモデルへの導入。(3)走行時における機体挙動の計測。が必要である。

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