体細胞クローン金華豚の発育と繁殖能力

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  • タイサイボウ クローン キン カ ブタ ノ ハツイク ト ハンショク ノウリョク

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説明

体細胞クローン技術を活用し、豚遺伝資源を体細胞によリ保存する方法の有用性を検討するため、体細胞クローン金華豚(以下「クローン豚」)の発育や繁殖能力を通常の金華豚(以下「対照豚」)と比較検討し、以下の結果を得た。1.クローン豚の生時体重は対照豚と差がなく、ウシ等で報告されている過大児は見られなかった。2.クローン豚の発育は、概ね対照豚の発育曲線の範囲内であった。3.クローン豚の初回発情日齢は既報の金華豚の成績と同様で、早熟性が確認された。4.クローン豚は、繁殖能力を有し、産子数、育成率等も対照豚と同様であった。この結果からクローン豚は、通常の金華豚の特徴を有することが明らかとなり、体細胞クローン技術により豚遺伝資源を体細胞により保存することの有用性が強く示唆された。

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