短期外部応力下における水性高分子-イソシアネート系樹脂接着剤の接着耐久性

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2Ply試験片に引張り応力を負荷した状態で含水率一定および吸湿下における暴露試験を行い、水性高分子-イソシアネート系樹脂(API)接着剤の接着耐久性をフェノール・レゾルシノール共縮合樹脂(PRF)接着剤のそれと比較検討した。応力レベルは、それぞれの引張りせん断接着強さの10%、20%、30%とした。各暴露条件ごとに引張りせん断接着強さ、接着剤および応力レベルを因子とする分散分析を行った結果、接着剤間に有意差が認められた。しかしながら、各暴露環境において両接着剤の引張りせん断接着強さはほぼ同様の挙動を示し、その上相対強度比もほぼ等しいことなどから、API接着剤はPRF接着剤に匹敵する接着耐久性を有していると考えられる。一方、平衡含水率が高い条件の場合、木部破断率は顕著に減少した。

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