東海地区における食材・食べ物の廃棄の実情と食スタイルの実態調査 : 名城大学農学部学生の家庭を中心に

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タイトル別名
  • トウカイ チク ニ オケル ショクザイ タベモノ ノ ハイキ ノ ジツジョウ ト ショク スタイル ノ ジッタイ チョウサ メイジョウ ダイガク ノウガクブ ガクセイ ノ カテイ オ チュウシン ニ

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抄録

2002年7月、東海地区における食材・食べ物の廃棄および食のスタイル(内食率)の実情について、本学学生(170世帯、延べ573人)を対象に調査をし、以下の結果を得た。1.この地区での生ゴミの廃棄量の平均は、113g/人/日であり、他の大都市に比べ少なかった。2.調理担当者の年齢別に生ゴミ廃棄量をみた場合、40歳台以上で高く、10‐20歳台では平均値以下と低い傾向であった。単身世帯を除いて家族構成人数の多いほど一人当たりの生ゴミ廃棄量は少なかった。3.調査地域(3県)の中、名古屋市に在住する世帯の生ゴミ排出量は他の地域に比べ有意に低値を示した。4.食品の廃棄方法としては、生ゴミとして出す世帯85.3%、一部でも自分で処理する世帯は21.2%であった。後者の多くの世帯は畑に入れていた。5.1週間の内食率の平均値は62.2%であり、朝食と夜食において内食率が高かった。居住地域による差は特に名古屋地区<大都市地区>で若干低い値であった。家族人数が多い世帯や、調理担当者が40歳以上の世帯で内食の傾向が強く、生ゴミを自分で処理する世帯の多くは調理担当者が40歳以上であった。

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