環境汚染物質の測定における前処理法の検討(第2報) : 用排水中の硝酸性窒素定量の前処理法
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抄録
用排水中の硝酸性窒素は,水質汚濁および富栄養化に対する重要な指標の一つとなっている。しかし現在使われているその測定法は,種々の妨害物質により正確さにおいて十分でない。そこで前処理に,妨害物質のうち特に色や有機物の除去のために陰イオン交換樹脂を用い検討を試みた。その方法の概略は次のとおりである:試料を弱塩基性陰イオン交換樹脂(カラム:8φ×20mm)に流速2ml/minで通し,硝酸イオン等を樹脂上に吸着させた後,溶離液として5%NaClを用い流速1.0~1.5ml/minで硝酸イオンを溶離させた。溶出液の硝酸性窒素の定量はカドミウム還元法を用いた。このイオン交換樹脂を用いた方法は,汚水中の硝酸性窒素の定量における前処理に,又亜硝酸性窒素についても同時に処理でき,これらの前処理法として有効な方法の一つと考えられる。
収録刊行物
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- 愛知県公害調査センター所報
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愛知県公害調査センター所報 (6), 133-137, 1978-12
[愛知県公害調査センター]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338683966080
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- NII論文ID
- 50011543566
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- NII書誌ID
- AN00007222
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles