クワ暗斑病菌の感染機構および生理生態に関する研究

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タイトル別名
  • クワアンハン ビョウキン ノ カンセン キコウ オヨビ セイリ セイタイ ニ カンスル ケンキュウ
  • Summary Studies on Infection Mechanisms, Physiology and Ecology of Myrothecium roridum, a Pathogen of Myrothecium Leaf Spot of Mulberry

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説明

クワはカイコの給餌用作物として全国各地で栽培されてきたが、近年の養蚕業の衰退に伴い、桑園が以前のように管理できなくなったこと、省力化と高収量が期待できる機械収穫、密植栽培などの新技術が普及したことから、過去にはなかった病害が発生するようになった。その一つであるクワ暗斑病は、1994年に発見されたばかりであり、本病に関する植物病理学的な研究は、ほとんど行われていなかった。本病の病原菌は糸状菌Myrohecium roridumである。本菌による病害については、海外では多く報告されているが、日本ではニチニチソウの褐斑病とクワ暗斑病のみである。また、M. roridumについての研究は病原菌としての報告に偏っており、感染機構や生態は解明されていなかった。そこで本研究では、クワ暗斑病菌(M. roridum)が産生する毒素の本菌の病原性発現への関与、生態を明らかにした。

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