ツマグロヨコバイ抵抗性を導入した水稲新系統の育成

書誌事項

タイトル別名
  • ツマグロヨコバイ テイコウセイ オ ドウニュウ シタ スイトウ シン ケイトウ ノ イクセイ

この論文をさがす

抄録

1. ツマグロヨコバイ及びいもち病抵抗性の早生~中生系統「佐系ツマ23D」、「佐系ツマ28」、「佐系ツマ33」及び「佐系ツマ39」を育成した。2. 育成系統の収量性は「初星」並だったが、穂発芽性は「中~易」で、いずれの系統とも玄米千粒重が大きく、心白及び乳白米が多発して玄米品質が低下するなどの共通する特性がみられた。3. 食味が「初星」に優り、いもち病抵抗性が強い「佐系ツマ23D」及び[佐系ツマ28」の交配組み合わせは「千葉6号/3/初星/中母農6号//初星」であった。4. 育成したツマグロヨコバイ抵抗性系統の穂発芽性、玄米外観品質及び食味を改善するためには、幼苗検定材料の養成方法、玄米千粒重の選抜基準及び交配親の選定方法に留意する必要があると考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ