スムーズブロムグラス新品種「フーレップ」の育成

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  • スムーズブロムグラス シン ヒンシュ フーレップ ノ イクセイ

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抄録

スムーズブロムグラスは耐早性及び耐凍性に優れる多年生の寒地型イネ科牧草である。「フーレップ」は1986年から2004年にかけて、北海道立北見農業試験場(農林水産省牧草育種指定試験地)で5母系16栄養系による母系選抜法により育成された。2002年から3年間、「北見7号」の系統名で各種の検定試験が行われ、2005年3月にスムーズブロムグラス北海道第2号として北海道の優良品種に認定された。さらに2005年9月にスムーズブロムグラス農林2号「フーレップ」として農林水産省に命名登録され、現在種苗法に基づく品種登録を申請中である。本品種の最も重要な特性は、早晩性が中生で、従来の「アイカップ」より収量と褐斑病抵抗性が優れることである。適応地域は北海道全域で、採草利用を主体とする。

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