栽植密度と台木高がリンゴ極わい性台木JM5、M.27を用いた‘ふじ'の生育と収量に及ぼす影響

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  • サイショクミツド ト ダイギ タカ ガ リンゴキョクワイ セイ ダイギ JM5 M 27 オ モチイタ フジ ノ セイイク ト シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

マルバカイドウ(Malus prunifolia Borkh.var.ringo Asami)を根系台木として、JM5あるいはM.27を中間台木とした二重接ぎ木台木に‘ふじ’を接ぎ木し、それぞれの組み合わせに適した栽植密度と台木の地上部の高さについて、樹体生育、果実収量、果実品質の面から比較検討した。リンゴ極わい性台木JM5を中間台木とし、根系台木としてマルバカイドウを用いたわい化栽培における適正な栽植密度は、列間3m、樹間1m、M.27を用いた場合には列間3m、樹間1-1.5mである。中間台木長を30cmにした時の地上部に出す台木の長さによって、樹体生育に差は認められなかった。マルバカイドウを用いず、JM5やM.27の自根で栽培すると樹体は小さく、収量が上がらない。根系台木にマルバカイドウを用い、JM5、M.27を中間台木で使用すれば、樹高が350cm前後の主幹形を用いたわい化栽培が実現できることが明らかになった。

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