耕地整理事業から土地改良事業への展開過程 : 事業内容と類縁用語の検討を中心に

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  • コウチ セイリ ジギョウ カラ トチ カイリョウ ジギョウ エ ノ テンカイ カテイ ジギョウ ナイヨウ ト ルイエン ヨウゴ ノ ケントウ オ チュウシン ニ

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説明

戦後、日本では、農地や灌漑排水用の水路、道路等の農地基盤は「土地改良事業」によって整備されてきた。この事業の前身は明治時代に制度化された「耕地整理事業」で、欧州の農地集団化事業の仕組みを輸入したものだった。当初、耕地整理事業は農地の集団化による労働生産性の向上を主たる目的としていたが、その後、灌漑排水施設の整備による土地生産性の向上や農地開発等へとその目的を変えていった。本稿では1)「耕地整理事業」が「土地改良事業」へと変容・成立した過程、2)明治期における欧州から日本への耕地整理方式の技術移転に関するエピソードの真偽、3)「土地改良」「耕地整理」等の用語の含意や相互関係の変遷について明らかにした。

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