石狩湾におけるソウハチの成長

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タイトル別名
  • イシカリワン ニ オケル ソウハチ ノ セイチョウ

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説明

1999年5月から2005年5月までにソリネットとオッタートロールにより石狩湾においてソウハチを採集し全長および体重に関する成長を調べた。年齢査定を耳石の輪紋数により行い加齢の基準を8月1日とした。成長式としてvon Beralanffyの式をあてはめた結果、全長に関しては雌ではL()=331(1-e(-0.29(-(-0.081))))、雄ではL()=263(1-e(-0.43(-0.035)))、体重に関しては雌ではBW()=358(1-e(-0.29(-0.002)))3、雄ではBW()=151(1-e(-0.46(-0.122)))3といった成長式が得られた。従来の式(ominaga e al.1996)を本研究で得られた成長式と比較すると従来の式では若齢個体ほど過少推定する傾向が見られた。VPAで計算された資源尾数と年齢別の平均体重との積で得られる資源重量(1996-2000年度;2003年度評価値)は、従来の成長式を用いると本研究で求めた成長式を用いる場合と比べて20-30%過少に推定されることがわかった。

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