少軽量培地を用いた小ネギの高設ベンチ栽培システムの開発

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  • ショウケイリョウ バイチ オ モチイタ コネギ ノ コウセツ ベンチ サイバイ システム ノ カイハツ

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抄録

少軽量培地を用いた小ネギの高設栽培システムを開発するとともに、栽培技術を確立した。幅90cm×深さ12cmの栽培槽を厚さ0.15mmのポリフィルムで覆い、ピートモス:ボラ土:籾殻の体積比が1:1:1の培地を深さ10cmまで入れた高設ベンチで年4作栽培し、慣行栽培と同等の収量・品質が得られる。栽培管理技術は以下のとおりである。1、初作の基肥の窒素施用量は25g/m2とする。小ネギ1作の窒素吸収量は5g/m2程度であることから、2作目以降の基肥は窒素量5g/m2を施用する。2.培地上に散水型灌水チューブを30cm間隔で2本上向きに設置し、噴出水の高さを約30cmとなるように調節する。3.培地の体積含水率が40?50%になるように初期灌水する。その後は培地上に置いた灌水判定容器の減水深を目安にして、8月は11mm、12月は14mm減少したときに10L/m2灌水する。4.草丈25cmで収穫する。

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