オビルピーハの生態および根群・根粒形成

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  • オビルピーハ ノ セイタイ オヨビ コングン コンリュウ ケイセイ

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抄録

陸前高田市総合営農指導センター圃場においてオビルピーハ(Hippophae rhamnoides L.ssp.mongolica)の生態および根・根粒の分布を調査した。その結果、オビルピーハはヨーロッパ系統(H.rhamnoides L.ssp.rhamnoides)よりも発芽〜開花期は1〜2日程度早く、収穫期は1ヶ月程度早かった。根の水平分布は主幹からの距離75cm、深さ25cmまでの範囲で密度が高いものの、根径5mm以下の細根は深さ25-50cmの層でも深さ25cmまでの層と同程度の密度であった。根粒は主幹から75cm、深さ25cmまでの範囲に多く存在し、深さ25cm以上の土層には認められなかったことから、主幹から狭い範囲の浅い地表下に着生することが示された。

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