相対湿度の違いによる木質ペレットの含水率の変化

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  • ソウタイ シツド ノ チガイ ニ ヨル モクシツ ペレット ノ ガンスイリツ ノ ヘンカ

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説明

冷房が必要な温暖湿潤地域の高温多湿な条件下で木質ペレットを貯蔵することを想定し、相対湿度の違いによる木質ペレットの含水率の変化を明らかにすることを目的とした。5種類の木質ペレット約30gをシャーレに入れ、各3サンプル、計15サンプルを準備し、気乾重量を測定した。恒温恒湿槽内での気温30℃、相対湿度60%RH、70%RH、80%RHの3段階で静置し、数日間隔でサンプルの重量を測定した。絶乾重量を測定し、含水率は乾量基準で算出した。3段階の相対湿度での平衡含水率は、初期含水率の順位とほぼ同じであった。初期含水率の低かったペレットほど多くの水分を吸湿しており、保存条件というよりはペレットの原材料の特性に依存していると考えられた。吸湿により低位発熱量が0.74MJ/kg損失した。比較的精密な制御が求められる燃焼機器でのペレット利用には影響があるかも知れない。

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