農の持つ福祉力の検証 : 園芸と介護の実態を中心に

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  • ノウ ノ モツ フクシリョク ノ ケンショウ エンゲイ ト カイゴ ノ ジッタイ オ チュウシン ニ

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現在の日本の高齢化を緩和する策として介護保険制度が成立したが、介護費用の問題や、介護難民・在宅医療の問題・介護職員の低賃金問題等が顕在化してきている。そういった点に焦点をあてつつ、「園芸」と「介護」とを有機的に結びつけることで、「園芸」が「介護問題」において果たすことのできる役割について考察を深めるとともに、これまで「園芸」が担ってきた枠組みから一段浮揚することで、「園芸」が高次元のものとして見直される方向性を模索したい。また事例研究を通じて先進的取り組みを紹介した上で、「農」が潜在的にもっている「福祉力」とも呼ぶべき力を「農の福祉力」として有効活用することで、高齢者が住みよい社会と農村活性化の提言へとつなげていき、最後に、高齢者が住みよい社会のありかた、また国が取るべき政策について、自らの考えをまとめたい。

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