スギ、ヒノキ人工林の間伐や植栽密度の違いが立木ヤング率に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- スギ ヒノキ ジンコウリン ノ カンバツ ヤ ショクサイ ミツド ノ チガイ ガ タチキ ヤングリツ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
スギ、ヒノキの間伐試験林内に生育する立木の応力波伝播法によるヤング率と胸高直径を計測し、異なる植栽密度や間伐率とヤング率との関係を調べた。また、若齢期のスギ、ヒノキ林分で間伐前後におけるヤング率の変動を同一立木で調べた。スギ、ヒノキともに植栽密度、間伐率の違いにより胸高直径に顕著な差違が認められた反面、それらとヤング率には明らかな関係は認められなかった。若齢期における間伐前後のヤング率変動にも顕著な差違が認められず、施業の違いがヤング率に及ぼす影響は小さいことが示唆された。この要因として、胸高直径とヤング率との間に負の相関関係が認められず、ヤング率と関連性の大きなミクロフィブリル傾角が密度管理による肥大成長の影響を受け難い形質であるためと推定された。
収録刊行物
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- 静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry
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静岡県農林技術研究所研究報告 = Bulletin of the Shizuoka Research Institute of Agriculture and Forestry (1), 93-99, 2008-03
浜松 : 静岡県農林技術研究所森林・林業研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338702478720
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- NII論文ID
- 40016148978
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- NII書誌ID
- AA12330347
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- ISSN
- 18828264
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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