夏小ギクの半促成5月開花作型における挿し芽苗と暗期中断電照による品質改善

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  • ナツ コギク ノ ハンソクセイ 5ガツ カイカ サクガタ ニ オケル サシメナエ ト アンキ チュウダン デンショウ ニ ヨル ヒンシツ カイゼン

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抄録

夏小ギクの無加温5月開花作型において、管理温度、挿し芽育苗および暗期中断電照の利用を検討した。その結果、次の諸点が明らかになった。加温および換気温度を高めると開花は早くなるが、開花がばらつく傾向が生じた。挿し芽苗の摘心栽培によって、供試品種の平均で6日程度開花が早くなり、開花の斉一性も高まった。また、株あたり切り花本数が増加した。暗期中断電照によって、節間伸長が促進され、挿し芽苗でも草丈確保が容易になった。5月の開花期までの電照は開花を抑制し花房型を乱したが、早生品種で3月中旬、中晩生品種で4月中旬の消灯によって開花期はやや早くなり、花房型への影響は小さくなった。

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