カンピロバクターの人への病原性
書誌事項
- タイトル別名
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- カンピロバクター ノ ヒト エノ ビョウゲンセイ
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説明
カンピロバクター属菌が人に対する病原細菌として認識されたのは、約30年前のことであり、新興感染症の一つに含まれる。本属菌の多くは動物の腸管内に広く分布しており、本症の伝播経路は食品を媒介する間接伝播と保菌動物の糞便による直接伝播がある。したがってカンピロバクター感染症は食中毒の原因菌としてだけでなく人獣共通感染症として公衆衛生上重要なテーマの一つになっている。中でもCampylobacter jejuni subsp. jejuni(以下C. jejuni)およびC. coliは世界各国において主要な食水系感染症の原因菌として重要視され、公衆衛生上の注意が払われてきた。しかしながら、多くの先進諸国においてカンピロバクター感染症は増加傾向にあり、その防除対策を講じることが急務となっている。本稿では、カンピロバクターの人への病原性の概要にとどまらず、それらの環境適応機構にもフォーカスを当てて解説する。
収録刊行物
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- 鶏病研究会報
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鶏病研究会報 44 (2), 59-66, 2008-08
つくば : 鶏病研究会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338703676672
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- NII論文ID
- 10022568039
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- NII書誌ID
- AN0007252X
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- ISSN
- 0285709X
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- NDL書誌ID
- 9655626
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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