飼料畑における強害雑草の生態と防除 : ショクヨウガヤツリ・ヒルガオ・ワルナスビ

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  • シリョウバタケ ニ オケル キョウガイ ザッソウ ノ セイタイ ト ボウジョ ショクヨウガヤツリ ヒルガオ ワルナスビ

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抄録

飼料畑において地下茎で増殖するショクヨウガヤツリ、ヒルガオ、ワルナスビの生態を解明し、その効果的な防除方法について検討した。1.雑草の生育期160日間の増殖で、ショクヨウガヤツリの総塊茎数は147倍、総塊茎重は133倍、ヒルガオの総根茎長は155倍、ワルナスビの総根茎長は23.7倍にそれぞれ増殖した。2.ショクヨウガヤツリの塊茎は0.1g未満の大きさでも80%萌芽し、萌芽切除後2回目まで高い萌芽率を示した。3.ハロスルフロンメチルとグリホサートとの併用処理により、ショクヨウガヤツリの塊茎増殖、ヒルガオの根茎増殖は無処理に対して、67.1%、62.9%までそれぞれ減少した。また、MDBAとグリホサートとの併用処理により、ワルナスビの根茎増殖は無処理に対して、50.3%まで減少した。4.ハロスルフロンメチルとグリホサートとの併用処理とトウモロコシによる遮光を組み合わせることにより、ヒルガオの地上部重量、地下部重量とも除草剤処理のみより約50%まで生育を抑制できた。また、MDBAとグリホサートとの併用処理とトウモロコシの遮光を組み合わせることにより、ワルナスビの地上部重量、地下部重量とも除草剤処理のみより約50%まで生育を抑制できた。

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