RT-LAMP法による数種作物およびミカンキイロアザミウマからのトマト黄化えそウイルス(TSWV)の検出

Bibliographic Information

Other Title
  • RT LAMPホウ ニ ヨル スウシュ サクモツ オヨビ ミカンキイロアザミウマ カラ ノ トマト オウカエソウイルス TSWV ノ ケンシュツ

Search this article

Description

TSWVのNSm遺伝子領域から152bpを増幅するLAMPプライマーを設計し、キクを含む各作物から全RNA抽出後RT-LAMP反応を行った。その結果、TSWV感染キク、トマト、ピーマンから電気泳動で増幅産物が確認され、各健全作物およびINSV感染インパチェンスからは確認されなかった。RT-LAMP法とTSWVモノクローナル抗体を用いたDAS-ELISA法の検出感度をキク感染葉を段階希釈して検討したところ、RT-LAMP法が25倍高い検出感度を示した。また、本法はミカンキイロアザミウマのTSWV保毒をDAS-ELISA法よりも高感度に検出した。以上から、TSWVによるキクを含む数種農作物の感染およびミカンキイロアザミウマの保毒をRT-LAMP法で高感度かつ迅速に診断することが可能と考えられた。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top