交配育種によって育成した水稲系統「大分12号-17号」の特性

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  • コウハイイクシュ ニ ヨッテ イクセイ シタ スイトウ ケイトウ オオイタ 12ゴウ 17ゴウ ノ トクセイ

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抄録

1997年当時、大分県の水稲の作付面積のうち約6割を中生種「ヒノヒカリ」が占めていた。このため、大分県では1998〜2007年度に研究課題「Next(ネクスト)大分米の開発-交配育種による早生・良食味品種の育成-」による水稲育種に着手し、育成した「大分11号」から「大分17号」まで7系統に大分番号を付与した。このうち早生、良食味系統であった「大分11号」を「おおいた11(イレブン)」と命名し、種苗登録した。本報告では、既に報告した「おおいた11」を除く、「大分12号」から「大分17号」について、今後本県で実施している葉いもち検定、穂いもち検定、穂発芽検定、高温登熟耐性検定等の特性検定の指標品種として積極的活用していく。また、いもち病や縞萎縮病抵抗性に高度な抵抗性を有する系統を、本県に育成系統の配布を行っていただいている水稲育種試験地に対し、交配母本として提供するために、主な形質について各育成系統の特性を整理した。

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