GISを用いた地下水汚染ポテンシャルの広域的評価

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  • GIS オ モチイタ チカスイ オセン ポテンシャル ノ コウイキテキ ヒョウカ

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抄録

硝酸性窒素による地下水汚染の現状と汚染ポテンシャルを評価し、地域の実情に応じた効果的な軽減対策に寄与することを目的として、北海道全域の平地を対象に、GIS技術を用いた解析を試みた。その結果、地下水水質データとその立地特性に関して、土地利用及び地質との関係性が示された。また、米国EPAが構築した地下水汚染ポテンシャル評価手法(DRASTIC)を応用して、地下水位、水涵養量、表層土壌、地形、不飽和層の性質に関する空間情報を作成、得点化し、広域的な地下水汚染ポテンシャルの評価を行った。その結果、地下水汚染ポテンシャルの大きさを有意に3区分でき、特に畑地でポテンシャルに比例して地下水汚染が発現しやすいことが明らかとなった。また、地下水汚染ポテンシャルに応じた最大濃度レベルを定量的に予測する可能性を示すことができた。

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