佐賀県玄海域におけるイサキの漁獲実態及び資源管理方策の検討

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説明

1.佐賀県玄海漁連魚市場に水揚げされるイサキの月別漁獲量は5〜6月頃から急増し、7〜8月に最盛期となり、9〜10月に急減していた。2.イサキを13,454個体測定したところ、最小個体は尾叉長5cm、最大個体は42cmで、20〜30cmサイズが多く漁獲されており、9月頃に小型個体が多く漁獲されていた。3.1997年に定置網で漁獲又は投棄された小型イサキの総個体数は、百万個体を上回っていると推定された。4.想定される資源管理項目としては、現時点では(1)大敷網の10月下旬頃1週間程度の休漁、(2)周年、尾叉長18cm以下の再放流が妥当と考えられた。

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