海面魚類養殖施設の歴史と網生簀式養殖
抄録
海面魚類養殖は、野網佐吉・和三郎父子が築堤式と称する養魚場で1928年に香川県で始めたブリ養殖が最初である。その築堤式や、後に開発された網仕切式養殖施設も一定の普及をみたが、海面魚類養殖の発展を一気に加速させたのは、原田輝雄が近畿大学白浜臨海研究所(現水産研究所)で1954年に開始した小割式(網生簀)養殖試験であろう。その後世界中に普及したこの網生簀式養殖施設は、枠体とフロート、生簀網および係留施設によって構成されるが、その方式や用いられる資材は、様々な変遷の末、現在に至っている。
収録刊行物
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- 水産技術 = Journal of fisheries technology
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水産技術 = Journal of fisheries technology 1 (1), 13-19, 2008-09
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338710818432
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- ISSN
- 18832253
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB