キク組織培養苗の冷蔵処理による定植後のロゼット化防止
書誌事項
- タイトル別名
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- キク ソシキ バイヨウ ナエ ノ レイゾウ ショリ ニ ヨル テイショク ゴ ノ ロゼットカ ボウシ
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抄録
白花一輪キク品種の「白粋」、「神馬」、スプレーギク品種の「ホワイトインパクト」を用いて、培養苗への冷蔵処理が定植後の生育に及ぼす影響を調査した。1.25℃設定の培養室において、培養棚の蛍光灯を全て点灯した場合、培養容器内の温度は最高30.0℃、培養苗の葉温は最高29.4℃、培地温度は最高27.9℃を記録した。2.培養苗を照明条件下で5℃冷蔵すると、8週間冷蔵しても茎長が約2.5mmしか伸長しなかった。しかし、暗黒条件下では冷蔵2週後から茎が伸長し始め、8週後は照明した培養苗の茎長の2.5倍までモヤシ状に伸長した。3.培養苗を5℃照明条件下で最長8週間冷蔵を行い、順化後にプランターへ定植して最低夜温12℃のガラス温室で栽培した。その結果、茎伸長と開花が最も速かったのは8週間冷蔵区であり、僅差で6週冷蔵区であった。無冷蔵区はロゼット化し、6週以上の冷蔵区に比べ、茎伸長は約1ヶ月〜1.5ヶ月遅れ、開花は1ヶ月〜50日遅れであった。以上の結果、キク培養苗を照明条件下で6週間以上、5℃で冷蔵することよって、キクの生長活性が上昇し、定植後のロゼット化を防止することができた。
収録刊行物
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- 愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center
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愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center (41), 21-27, 2009-12
長久手 : 愛知県農業総合試験場
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338712501504
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- NII論文ID
- 40017054142
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- NII書誌ID
- AN00381852
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- ISSN
- 03887995
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- NDL書誌ID
- 10634379
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles