福岡県のトマト栽培地域におけるタバココナジラミが媒介するトマト黄化葉巻病の主要感染時期の解明
書誌事項
- タイトル別名
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- フクオカケン ノ トマト サイバイ チイキ ニ オケル タバココナジラミ ガ バイカイ スル トマト オウカ ハマキビョウ ノ シュヨウ カンセン ジキ ノ カイメイ
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説明
タバココナジラミが媒介するトマト黄化葉巻病の防除体系を確立するためには、媒介虫、保毒虫およびトマト黄化葉巻病の発生実態を明らかにする必要がある。そこで、初めに定植時期の異なる作型別の施設トマト圃場内における媒介虫とトマト黄化葉巻病の発生消長を調査した結果、定植時期の早い作型ほど媒介虫数およびトマト黄化葉巻病の発生が多かった。これに対して10月下旬定植の作型では媒介虫数も黄化葉巻病の発生も少なかった。次いで、複数年次にわたりトマト苗トラップを用いたトマト栽培地域における野外での媒介虫とトマト黄化葉巻病の発生消長および保毒虫の出現時期を調査した。その結果、保毒虫が確認され、媒介虫数も多く、トマト黄化葉巻病に最も感染しやすい時期は8月中旬から10月中旬の期間であることが明らかとなった。従って、この時期に育苗・定植を迎える作型では徹底したコナジラミ防除が必要であることが示唆された。
収録刊行物
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- 福岡県農業総合試験場研究報告
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福岡県農業総合試験場研究報告 (29), 17-21, 2010-03
筑紫野 : 福岡県農業総合試験場
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338713683072
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- NII論文ID
- 40017094011
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- NII書誌ID
- AN10485504
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- ISSN
- 13414593
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- NDL書誌ID
- 10664941
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
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