加温処理時のアユ体内および飼育水中の冷水病菌の動態

書誌事項

タイトル別名
  • Dynamics of the bacterial cold-water disease pathogen, Flavobacterium psychrophilum, in infected fish organs and rearing water after warmed water treatment

この論文をさがす

抄録

MCY液体培地および滅菌地下水中における冷水病菌の種々の温度における増殖と生残を調べたところ、いずれにおいても冷水病菌は28℃で2日以内にコロニー形成能を失った。つぎに、冷水病に人為感染させたアユに対して、抗菌剤投与による治療、23℃または28℃の加温処理を行い、処理中や処理後の魚体内および飼育水中の冷水病菌の動態を調べたところ、28℃で3日間の加温処理後に魚体内および飼育水中から冷水病菌が検出されなくなった。28℃、3日間の加温処理がアユの冷水病治療に有効であることが示された。

収録刊行物

  • 魚病研究

    魚病研究 45 (2), 58-65, 2010-06

    東京 : 日本魚病学会

参考文献 (31)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ