日本のサケ科魚類養殖において冷水病菌の卵内感染の可能性は低い

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抄録

2006年~2008年に3道県の養魚場で生産されたサケ科4魚種の発眼卵、12道県の6魚種の未受精卵、米国から輸入された2魚種の発眼卵を材料として、冷水病菌の卵内感染の有無を培養法で調査した。冷水病菌は輸入ギンザケ卵13ロット(999粒)のうち1ロットの中の4粒から分離されたが、国産発眼卵61ロット(3,693粒)および未受精卵28ロット(1,680粒)からは分離されなかった。国内で生産されている卵における冷水病菌の卵内感染の可能性は低いと推察される。

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