無農薬モモ園におけるアブラムシ天敵ヒラタアブのインセクタリープラントとしてのソバの間作

書誌事項

タイトル別名
  • Intercropping of Buckwheat as an Insectary Plant for Hover Flies of Aphid Enemy in Non-Pesticide Peach Orchard
  • ムノウヤク モモエン ニ オケル アブラムシ テンテキ ヒラタアブ ノ インセクタリープラント ト シテ ノ ソバ ノ カンサク

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説明

無農薬で栽培している列植え主幹形モモ園の列間にソバを間作し、ソバの花蜜・花粉を求めて飛来するアブラムシの天敵ヒラタアブ類を涵養するのに有効かどうかを調査した。ソバは開花期が6月(夏期)と9~10月(秋期)となるようにモモの列間を耕耘して播種をした。ソバの花に飛来するヒラタアブの成虫密度は秋期に比べて夏期で多かった。秋期にモモの葉のアブラムシコロニーに寄生するヒラタアブ類の幼虫密度を調査したところ、モモ葉一枚当たり0.49匹、cm2当たり0.053匹であった。無農薬モモ園で、モモの生育の盛んな夏期に、アブラムシの天敵ヒラタアブ類を涵養するためのインセクタリープラントとしてソバを列間に間作することは有意義だと考えられた。

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