長野県「森林の里親促進事業」CO2吸収評価認証制度によって算出された森林二酸化炭素吸収量の精度検証と算定方法の課題抽出

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タイトル別名
  • Accuracy of the amount of forest CO2 absorption certified by Nagano Forest CO2 Absorption Certification
  • 長野県「森林(もり)の里親促進事業」CO2吸収評価認証制度によって算出された森林二酸化炭素吸収量の精度検証と算定方法の課題抽出
  • ナガノケン モリ ノ サトオヤ ソクシン ジギョウ CO2 キュウシュウ ヒョウカ ニンショウ セイド ニ ヨッテ サンシュツ サレタ シンリン ニサンカ タンソ キュウシュウリョウ ノ セイド ケンショウ ト サンテイ ホウホウ ノ カダイ チュウシュツ

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抄録

長野県CO2認証制度によって算出された,森林二酸化炭素吸収量の精度検証を行なった。林分材積を林分材積表から算出する本制度では,幹材積表から算出した場合と比ベて,最大で±30%の誤差を生じていた。林分材積表で算出された材積が過大あるいは過小に評価されているかどうかは,収量比数を見ることで確認することができた。長野県CO2認証制度が環境省のJ-VER制度と比べて優れている点として,切り株の年輪調査によって林齢の確認を行っていること,地位指数を林分平均樹高で判定していることが挙げられた。一方,長野県CO2認証制度の問題点として,林分材積から算出された材積の数値精度が低いことが挙げられた。二酸化炭素吸収認証の数値精度向上のためには,長野県CO2認証制度においても環境省のJ-VER制度と同様にシステム収穫表を導入することを検討することが薦められた。

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