蚕雄蛾の無精子精包による授精への利用
書誌事項
- タイトル別名
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- A role in insemination of spermatophre of the silkworm male moth, their testes were removed at larval stage
- カイコ ユウ ガ ノ ムセイシセイホウ ニ ヨル ジュセイ エ ノ リヨウ
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抄録
人工受精においては,雌蛾の交尾嚢内に精包が形成されておらず,交尾嚢内で活性化した精子は直接受精嚢に到達する。交尾嚢を破壊した雌蛾に通常の雄蛾を交尾すると,交尾嚢導管に精包が固定され通常交尾と同様の受精卵を産み, 精包は交尾嚢の代替えとなりえるが,人工受精では受精卵は産下されなかった。精巣を除去した無精子精包は,精子以外の全ての分泌液を含んでいる。未活性精子を人工受精した雌蛾にこの無精子精包雄蛾を交尾させると受精卵が産下され,この方法は人工授精法における精子のトリプシン処理の代替えとなり得ることが明きらかになった。
収録刊行物
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- 大日本蚕糸会研究報告
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大日本蚕糸会研究報告 (59), 21-26, 2011-12
東京 : 大日本蚕糸会 = The Dainippon Silk Foundation
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001338738066816
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- NII論文ID
- 40019223619
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- NII書誌ID
- AA1158833X
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- ISSN
- 00000000
- 27591867
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- NDL書誌ID
- 023571844
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles