酒造好適米新品種「夢吟香亅の育成

書誌事項

タイトル別名
  • 'Yumeginga': A New Rice Cultivar for Sake Brewing
  • 酒造好適米新品種「夢吟香」の育成
  • シュゾウ コウテキマイ シン ヒンシュ 「 ユメギンガ 」 ノ イクセイ

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抄録

「夢吟香」は2010年に愛知県農業総合試験場において育成した酒造好適米水稲うるち品種である。その来歴、特性は次のとおりである。1. 本種は、2001年に、「山田錦」を母本とし、「育酒1764」を父本として交配した後代から育成した品種である。2. 2002年、F3集団で個体選抜を実施し、その後、系統育種法に従って選抜固定を進めた。3. 本種は、「山田錦」と同熟期の晩生のうるち種で、草型は穂重型に属する。4. 「若水」より心白が小さく、外観品質は良い。醸造適性は「山田錦」と同様に優れる。5. 病害では、縞葉枯病に抵抗性を有する。6. 本種は、温暖地平たん部の早植から普通期栽培地帯に適する。

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