ハマグリの酸素摂取と鰓繊毛運動に及ぼす水温上昇の影響

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タイトル別名
  • Effects of Water Temperature Rise on Oxygen Uptake and Ciliary Movement in the Japanese Hard Clam Meretrix lusoria
  • ハマグリ ノ サンソセッシュ ト エラセンモウウンドウ ニ オヨボス スイオンジョウショウ ノ エイキョウ
  • ハマグリ ノ サンソ セッシュ ト シセンモウ ウンドウ ニ オヨボス スイオン ジョウショウ ノ エイキョウ

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抄録

ハマグリの酸素摂取量および鰓の繊毛運動に及ぼす水温上昇の影響を,1月に10℃,6月に22℃および8月に28℃から1時間毎に3℃ずつ上昇させて調べた。酸素摂取量および鰓に載せた小片の移動速度は,水温上昇に伴って増加したが,6月の22℃のそれらの値は1月に10℃から上昇させた時の22℃の値よりも大きな値を,8月の28℃のそれらの値は6月に22℃から上昇させた時の28℃よりも小さい値を示した。結果から,ハマグリは10~22℃と22~28℃では酸素摂取量および小片の移動速度の水温に対する順応の型を変化させていると推測した。

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